自己中だと落ち込む前に!「自己中心性バイアス」を学ぼう ~アダルトチルドレンのために

自己中だと落ち込む前に!「自己中心性バイアス」を学ぼう

 

こんにちは、菊乃です。

 

 

自分の言動を振り返って「あー私ってなんて自己中なんだろう…」って落ち込んだことってありませんか?

私はありすぎて、もう思い出すのも気持ち悪いですわ…笑

 

特に気が置けない友達といると、つい甘えが出ちゃって、自分の欲望のままに突っ走っちゃうんですよね~。

 

 

自己中な性格って直せるんでしょうか?

 

自分にある「自己中心性バイアス」に気づくと、対処もできそうです。

 

今回は「認知バイアス」の中の「自己中心性バイアス」について解説しますね。

 

目次

自己中心的な性格って?

 

「自己中な人」ってどんなイメージですか?

 

「自分勝手」「わがまま」「他人のことを考えない」みたいなサイアクな性格の人を思い浮かべますよねー。

周りの迷惑なんて考えることなく、自分の意見だけを通そうとしたり、いつでも間違ってるのは他の人で、自分は正しいと思い込んでる。

 

 

とにかく、「自己中な人」って周りからの反感を買ってることは確かですよね。

 

 

一方、心理学での「自己中心性」というのは幼児が発達する過程で持つ考え方の特徴を指したものです。

自分の立場からしか物事を見たり考えたりしかできないことを指していて、特に悪いというイメージはありません。

 

確かに小さい子どもが自分の意志を通そうとするのはすごく自然なことで、それを悪いことと捉えることはないですからね。

 

成長するとともに、相手の立場に立ったり、気持ちを推し量れるようになっていけるようになっていきます。

 

でも大人になってもそのままだと、ちょっと話は変わってきます。

 

本来、幼少期に育つはずの「自己」と「他人」の感覚を身につけることができずに自己主張が強すぎるまま大人になってしまうと……これはアダルトチルドレンですよね。

 

実際、こういう性格になってしまうのは幼い頃の家庭環境がとても強く影響していることが多いこともわかっています。

 

小さい頃に無条件の愛情に包まれずに育つと、その不安から「自分を認めてもらいたい、大切にしてもらいたい」という気持ちが強くて、つい自分の能力を大げさに言ってしまったり、他人をダシにしちゃったりということをするようになってしまうんです。

 

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認知バイアスとは?

 

まずは「認知バイアス」について説明しますね。

 

「認知バイアス」というのは、先入観や偏見によって、事実を間違ってとらえてしまう傾向のこと。

バイアスというのは「偏り」という意味。「偏見」「先入観」「傾き」「思い込み」「不公平」という意味もあります。

 

「年齢や性別で、バイアスがかかった見方をするな」のように使われてるの、聞いたことありませんか?

心理学で「バイアスが強い」というと、思い込みが激しいことを指しています。

 

私は最初「バイアス」と聞いた時、家庭科で使ったバイアステープしか思いつかなくて…でも意味を調べたらバイアステープって布を斜めに切って作ったテープだということがわかって、やっと納得できました!笑

とにかく「偏見」「先入観」はアダルトチルドレンもたくさん持ってるはずですから、この機会に自分にもこんなバイアスがなかったか、考えてみましょう!

 

自己中心性バイアスを理解しよう

 

自己中心性バイアスとは、自分だけが知っている情報だけを参考にして他人の心も考えてしまうこと

 

実は、これ、私たちって日常的にやっちゃってるんですよ。

 

「自己中心性バイアス」の中に「自己中」って言葉が入ってるばっかりに、なんだかすごく悪いコトなイメージが強いですけど、それほど悪者扱いしなくても大丈夫。

 

付き合う人みんなの立場にいちいち立って話してたら、疲れちゃって仕方ないでしょ?そんなに気を使ってたら人間関係全部投げ出したくなるわ。笑

 

だからね、自己中心性バイアスとは上手にお付き合いするしかないんです。

 

自己中心性バイアスの例

 

夫婦間でありがちな例を挙げますね。

 

妻の考え:「毎日家事も育児も全部自分がやってる。それに比べて夫は仕事しかしてない。私のほうがずっと大変。」

 

夫の考え:「俺が毎日仕事をしているおかげで家族が暮らしていける。妻より俺のほうが頑張ってるんだ。」

どちらも相手の苦労は知らないので、自分がやっていることのほうが大変だと思って相手を軽く見てしまっています。

 

この状態で妻が「少しくらい手伝ってよ!」とかいい出したら…大ゲンカ勃発ですねー。

 

ここでは、相手のことをきちんと理解しないで自分目線でしか見ていない状態で「自己中心性バイアス」が働いていると言えます。

 

 

他にも

・自分の意見を他人に押し付けてしまう

・自分の常識が他人の常識だと決めつける

・自分しか知らない専門用語、難しい言葉で説明する

 

などもバイアスがかかっている状態です。

 

自己中心性バイアスに気をつけよう

 

先ほど書きましたが、「自己中心性バイアス」には注意が必要な場面が多くありますが、絶対になくさなければいけないものでもありません。

 

でも、あまりにも強いと人間関係のトラブルの原因にもなってしまうので、バイアスに引っ張られっぱなしなのは直していきたいものです。

 

以下の点に注意することで防げますよ。

 

・思い込みに注意!

同じ経験をしたとしても、人によって感じることは異なります。「自分だったらこう思う!」という気持ちだけで突っ走ると自己中な人だと思われちゃいます。

だから他人の心や考え方を、自分と同じだと思い込むのには注意して接していきましょう。

 

・自分以外も認める

人間、生きていたら意見が違うことばかりです。なのに自分の意見ばっかり通そうとしたり、自分と違う人を否定していたら、うまくいくはずがありません。

違う意見を持った相手も否定せず尊重して、自分の意見も相手に伝えられるアサーションというスキルを身につけると、周りの人をやたら否定せずに、円滑なコミュニケーションもできるようになりますよ。

 

アサーションについてはコチラ↓
https://smilefrips.com/ac-assertive-communication/

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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