生きづらさの原因「いい子症候群」を克服しよう!

こんにちは、菊乃です。

 

自分の言いたいことをグッと我慢して、親の言うことを黙々と聞いている子どもを見ると、どんな背景があるんだろう…?と心配になっちゃいますよねー。

 

私も、親には絶対逆らわなかったから。

でもそのときは「いい子だね」って褒められるのが嬉しくて、(逆らったらめっちゃ怒られるしね。笑)自分では我慢してるなんて自覚はなかったんですよ。

 

それが自分を苦しめていた原因だったことを、ずいぶん歳を取ってから知って、なんかすごく損した気分になりました…

 

今回は、アダルトチルドレンに多い『いい子症候群』について解説していきます。

 

目次

いい子症候群とは?

 

いい子症候群には特にハッキリとした定義はありませんが、自分の感情は表さずに、親や周りの人にとっての『いい子』であり続けることを頑張ってしまい、色んな苦しい症状が出てきてしまってる状態を指しています。

 

アダルトチルドレンの原因としても、ネットや雑誌で話題になった言葉なので聞いたことがある人も多いと思います。

話題になったせいもあり、「私もいい子症候群かもしれない…」という相談もよくあります。

 

子どもの頃の経験で身についたものですが、大人になってからもいい子でいつづけようとして、生きづらさを持つ人が増えています。

親や周りの人が期待する「理想的な自分」を演じるためには自分の感情を抑え込まなきゃならないので、急に感情を爆発させてしまったり、逆に無気力になったりするようなケースも見られるので注意が必要です。

 

いい子症候群になる原因

 

HSPさんのように、生まれつき周りを過剰に気にする性格の人は、特に親も周りも期待をかけているわけでもないのに、空気を読みすぎて自分を苦しめてしまうようなケースもあります。

 

でも、いい子症候群になってしまう原因はやっぱり親など周りの大人との関わり方がほとんど。

親以外だと幼稚園とか学校の先生などの影響も考えられます。

 

・周りの期待に応えた

親の極端な価値観を押し付けられた、期待を背負わされたなど、アダルトチルドレンで言うとヒーロータイプが当てはまりますね。

 

自分がやりたいことは我慢して、他人から評価されることや親から褒められることを優先して頑張り続けていると、いつか心は限界を迎えてしまいます。

 

ヒーロータイプについて詳しくはコチラ↓

あわせて読みたい
アダルトチルドレンのヒーロータイプ   アダルトチルドレンはその特徴によって ざっくり5~8のタイプに区別されています。   8つのタイプについてはコチラ↓ https://smilefrips.com/ac-8types/...

 

・過干渉に育てられた

ヒーロータイプとしくみは同じで、自分の本心が抑えられたままでいることで、苦しくなります。
押し付けばかりで「本当に自分は愛されているのかな…」という不安もあるので苦しさも倍増してしまいます。

 

・親が子どもに無関心だった

子どもの言動に親が無関心な場合も、いい子症候群を作ってしまうと言われます。

関心を持ってほしい、注目してほしい気持ちが強く、どうにかして褒められたいのでわがままは一切いわず、大人しくしています。

子どもらしい自己主張をしたら「親に嫌われて捨てられてしまうかもしれない」っていう恐怖もあるために、自分の気持ちは口にできないんですよね。

 

・いい子だと褒められたいキモチ

小さい頃、誰かから言われた「たったひとこと」が心に残って、いい子症候群になってしまうケースもあるんです。

 

あんまり褒めてくれない親が、めずらしくめっちゃ褒めてくれたとか、近所のおばちゃんに褒められたとかが嬉しくて忘れられなくて「いい子でいるべきだ!」って強く思っちゃった人もいるはず。

 

周りの人に認めてもらう嬉しさって超快感で、クセになるんです。それ以来いい子をやめるのは怖くてできなくなっちゃう。

 

子どもの心って本当に純真そのものなんですね。

 

 

いずれにしても、「認められたい」「褒めてもらいたい」「愛してもらいたい」という気持ちが強いせいで、いい子症候群は作られていきます。

 

いい子症候群の特徴

 

いい子症候群の一番の特徴は「自分を大切にできない」こと。

それが影響して、自分軸じゃなくて他人軸で動いてしまいます。

 

・自分の意見が言えない

自分に欲求があってもそれを口に出すことはしません。
周りの言いなりにしていないと親に怒られる、嫌われる、という恐怖もあるだろうし、「我慢すること」「言う通りにしていること」が正しいことだと植え付けられたせいもあるかもしれませんね。

 

・自己肯定感が低い

アダルトチルドレンの特徴と同じで、自然体の自分を認めることができず、誰かからの評価を求めてしまいます。

その評価をもらうために頑張るけど、頑張りを認めて自分を褒めることはできずに、いつも何かが足りない感じに襲われて苦しみます。

 

自己肯定感についてはコチラもお読みください↓
https://smilefrips.com/ac-selfesteem/

 

 

他には

・自己主張はわがままだと感じる
・育てやすい子だったと言われる
・我慢強い
・自分より人を優先する
・自分の意見がわからず周りにまかせる
・周りの人の顔色や空気感をとても気にする
・休みの日も罪悪感があって楽しめない
・NOと言えない

 

周りからの「いい子」という評価にしたがって生きてしまっているので、我慢するのがクセになっていて、自分の本心を隠すのが上手なんです。

でも、それって本当に危険なんですよ。

 

いい子症候群の改善方法

 

・自分を大切にする

「自分ばっかり優先なんてわがまま」って考え方になってませんか?

 

「自分なんか後回しで、人を大切にしなきゃ!」って気持ちはもちろん素晴らしいもの。

だけど、人と同じくらい自分も大切にしてあげることも素晴らしいんです。

 

自分を大切にして、自分の中に愛情を注ぎ込んで心を強くしないと、人のことなんて守れないからね。

人のことももちろんだけど、自分も大切に!

 

自分を愛するってどういうこと?↓
https://smilefrips.com/ac-selfcare-215032/

 

・「いい子」を演じている自分も認める

今までずっと、いい子でいることで自分自身を守ってきたんですよね。

 

色々学んで生きづらさをなくすために「いい子をやめよう」って思ってるけど、やっぱりいい子と評価されたい部分だってあるし、急には辞められませんね。

だからそういう気持ちをまるごと受け止めてあげましょう。

 

「いい子でいること」が悪いとか良いとか評価をくださないで、今自分の中にある気持ちはぜーーんぶ認めてあげることから始めましょう。

 

これまでいっぱい我慢して、いっぱい頑張ってきたんだから、そんな自分の全部を褒めてあげましょうね。

 

・自分の感情を確認する

自分の感情を隠すクセがあるので、表現することを練習してみましょう。

 

特に文句とか不満に思っていることをどうしても我慢してしまっているので、意識的に「今日不満に思ったこと」をテーマにして日記をつけてみるといいですよ。

 

「不満を言うなんて良くないことだ」なんて頭に浮かんでくるかもしれませんが、自分の心から出てくる感情は自由なものです。
誰に何と思われようが構う必要はありません。

ひたすら自分から出てくる気持ちにフォーカスして取り上げてみましょう。

 

「今日のご飯は美味しくなかった」「このテレビの主人公の顔は好き、声は嫌い」みたいに、言いたい放題言ってみて!

 

もちろん、楽しいと思うこと、好きだと思うこと、不安に思ったことなど、感情ならなんでもOK。

 

・自分ファーストを実行してみる

買い物をしてても「これは健康に良くないって雑誌で読んだな…」「このお菓子は子どもが食べるものだ」など、色々な意見で頭がいっぱいになってませんか?

 

買い物に行ったら、「自分が食べたい」と思うものを最優先して買ってみましょう。どんなジャンキーなヤツでもいいから。笑

 

疲れていたら部屋を散らかしっぱなしで練ちゃうとか、今まで何となく悪いことだと思ってできなかったことをやってみて、自分の心や体を大切にすることの心地よさを体験してみましょう。

 

最初は怖くて勇気が出ないかもしれませんね。だから小さなことからトライしてみて。

そういうことの積み重ねが自分の人生を大切にする、ってことですから。

 

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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