こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪
最近、動物のテレビ番組多いですよね。
コロナ禍で外出できなかった時期
色んな動物の可愛らしい映像で
たくさん癒やされました。
そんな癒し系の番組とは逆に
動物を取り巻く色んな問題に
焦点を当てた番組も増えてます。
ある番組で
虐待された猫ちゃんの様子を
何ヶ月にも渡って密着してました。
その猫ちゃんは
虐待されていた場所から保護されて、
安心できる飼い主さんに
引き取られたにも関わらず
決して心を開きません。
何ヶ月もかかって、やっとちょびっと
触らせてくれるようになるだけ…
過去の恐怖の記憶が
それだけ深い証拠ですね。
戦闘モードで生きると…
人間も同じように
過去に受けた傷を、急に
きれいさっぱり忘れるなんてできません。
無意識の中にがっちり
「周りの人は信用しちゃいけない」って
染み込んでいるから。
いつでも
誰かが自分を傷つけてくるかもしれない
という「戦闘モード」で生きてるんです。
だから本当に優しい人に接しても
信用することもできないし
まさに疑心暗鬼です。
この心が生み出しているのが
認知のゆがみの「邪推」。
猫ちゃんにしても、人間にしても
心のしくみは同じで
過去の経験から未来を予測して
「今までこうだったんだから
きっと未来も同じだろう」って
悪い結末が来ると決めつけちゃう。
違うパターンがあることを
想像できなくなってるんですよね。
幸せを求める力を信じる
もし、子どものころに
親からゆるぎない愛を受け取っていたら
こんなことにはならないはずです。
アダルトチルドレンだったらみんな
「あんな親じゃなかったら…」
「あんな環境に生まれなければ…」
って過去を悔やんだことがあるはずです。
このように
過去に対する悲しみや悔しさがでてくるのは
「幸せになりたい」
「楽しく生きたい」
という気持ちがあってこそなんです。
どんなに
「私なんてどうせ幸せになれない」とか
「私に幸せになる権利なんてない」なんて
いくら思っていても
幸せを求める本能はしっかりあるんです。
虐待されて決して人を寄せ付けなくなった
猫ちゃんもいつしか
人の手から逃げなくなります。
最初は怖くて怖くて拒絶していたのに
それを乗り越えていくんですね。
猫ちゃんにも
「安心して楽しく生きていきたい」
という本能があるから。
アダルトチルドレンとして育つと
周りの人の言動はすべて恐怖でしょう。
それでも…
ここは猫ちゃんを見習って
怖くても、
怖くても、
怖くても、
ソロソローっとでもいいから
一歩ずつ前に進んでみましょうよ。