こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの
菊乃です。
「アルマゲドン」という映画を
テレビでやっていたのでみました。
1998年公開なので
若い人は知らないかもしれませんね。
超簡単にいうとこんな話です。
地球にでっかい隕石が向かってきていて
ぶつかったら地球は粉々になってしまう。
主人公は仲間たちとともに
その隕石を爆発させるために
宇宙に旅立ちます。
主人公には一人娘がいて
その娘は父親が自分の命と引き換えに
地球を救う瞬間を目の当たりにする。。。
全世界が泣いた感動の名作です！
私、これ２４年前に映画館でみたんですよ。
ちょうど、父が亡くなった数週間後に。
周りの人達が引くくらい泣きましたね。
今回も見る前に
「きっとめっちゃ泣くだろうな」と
涙活するつもりで見始めたんです。
でも、最後まで涙は出ませんでした。
結末がわかっていた、
というのもあるかもしれません。
歳をとって神経が
図太くなってるせいかもしれない。汗
でも、先日見たフランダースの犬は
わかってても涙があふれて
止まらなかったんだよなぁ。
きっと
父が亡くなってしまった悲しみは
もう癒えているってことなんでしょう。
父は自死だったせいもあり、
色んな感情を持っていました。
悲しみだけじゃなく
怒りや悔しさ、同情、自責、
恨みもありました。
言葉に表せないたくさんの感情が
次から次へとあふれてきて
とても理性でコントロールできる状態では
なかったと思います。
数年間は
「自分だけ楽しい思いなんか
しちゃいけない」と
笑うことも、楽しむことも
できるだけ拒否しつづけ
自分だけじゃなく
周りに楽しそう、幸せそうな人がいると
全員を恨みました。
でも今は
そんな気持ち、全然ありません。
でも決して忘れてしまったわけじゃない。
傷が癒えたんです。
ここまで来るまでには
アダルトチルドレンならではの考えに
すごく引っ張られてしまって
わざと悲しみを増幅させるようなことを
繰り返していました。
少しでも父を忘れる瞬間があると
「父のことを忘れたのか！」
「薄情なヤツだ」と
自分を責めてまた悲しみに浸る…
それが正しいんだと
自分に言い聞かせてたんだから
抜け出せるはず、ないですよね。。。
目に見える傷と同じように
心の傷にも処置が必要です。
それも、適切な処置じゃないと
昔の私のように
逆にこじらせてしまいます。
私が軌道修正できたのは
適切なメンタルトレーニングを
したから。
時間が経てば治る傷も確かにあるけど
それは免疫力がある人のこと。
昔の私のように
メンタルの免疫力が低いままだったら
きっと未だに苦しいまま
毎日を送っていただろうと思います。
アダルトチルドレンのままだと
心の傷はなかなか癒せません。
傷はほっといちゃダメです。
ちゃんと適切な方法で
癒やしてあげないと。
