「ひとり」は自由?淋しい?どっち? ~アダルトチルドレンのために

 

こんにちは、菊乃です。

 

何年か前から『おひとりさま』って言葉をよく聞くようになりました。

ひとりで食事に行ったり、行動することについて、どう思いますか?

 

今回は『おひとりさま』は自由なのか?淋しいのか?について考えてみたいと思います。

 

目次

『おひとりさま』歓迎の時代?!

 

コロナの影響もあって、最近ではソロ活なんて言葉も出てきてますます一般にも浸透してます。

 

私が若い頃には、ひとりで外食なんてしてたら、周りの人から白い目でみられたんだけどー。「一緒に来る人がいないからひとりでいるんだ」って思われて。

 

でも今ではひとりで食事やキャンプすることが逆にカッコいいような感じに捉えられてますよね。

『孤独のグルメ』が流行したことも影響ありそうですね。笑

 

流行すると、今までは否定的だったことも当たり前のように受け入れられるようになるものですから。

昔、おひとりさまを見て「自分にはできないことを、スッとできてしまう姿」に憧れを感じてた人も、気軽にできる時代になった、ということです。

 

人って「良い悪い・やりたいやりたくない」にかかわらず、自分ができないことをやってる人に対して、憧れてしまうものなので、特にひとりが好きというわけじゃなくても参戦する人が増えたんでしょう。流行大好きな日本人の面白いところですよね。

 

「ひとり」にまつわるイメージ

 

『おひとりさま』に対して、淋しいイメージはありませんよね?

 

きっと「自分で望んでひとりでいる」ことを周りのみんなが想像できるようになったからなんでしょう。

自分からわざわざひとりになってると考えると「自由」「優雅」みたいなイメージがでてきます。

時代が進むに従って、「ひとり」はネガティブなイメージだけではなくなってきました。

でも、一方で、「ひとり」にはやっぱり「淋しい」ってイメージもあって、特にアダルトチルドレンの多くはまだ「ひとり」を必要以上に怖がっているのも事実です。

 

 

「ひとり=淋しい」と思っちゃうワケ

 

それを強く感じてしまうのは、大きく2つの原因があると思っています。

 

①過去の経験によるもの。

自分から進んでひとりになったわけじゃなくて、ひとりになってしまって辛い経験をしてしまった人は、ひとりでいる人に対して、「自分と同じできっと淋しいに違いない」って思ってしまいます。

もちろん、過去だけでなく現在ひとりを辛く感じている人も含まれます。

自分が感じていることを、他の人も同じように感じるだろうという認知バイアスにかかってしまってるのかもしれませんね。

 

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②価値観・先入観によるもの。

昔からひとりで行動する人に対しては、みんな厳しい判断をしていました。

「コミュ障」「人間嫌い」「協調性がない」などなど、まるでその人に何かが足りなくて、ひとりになってしまっているみたいな扱いをして、自分たちから遠ざけてきたのが事実です。

 

このことから、自分がひとりでいるときにも、そう思われてしまうかもしれないという恐怖を感じちゃうんですよね。

 

周りの目線を気にしてしまうアダルトチルドレンにとって、他人から悪いイメージが持たれるかどうかは、すっごく重要なので、ひとりになることを避けてる人も多いんじゃないでしょうか?

 

アダルトチルドレンだからこそ、この2つを強く感じている可能性は高いので、注意して考えてみるといいかもしれませんね。

 

「友達たくさん」は本当にいいコト?

 

小さい頃、親や先生たちから「友達をたくさん作りましょう」とか「友達と仲良くしましょう」って、言われましたよね。

友達ができない人は普通じゃないみたいに言われて、休み時間にひとりで教室で本なんか読んでたら先生が心配して話しかけてきたものです。

 

つまり、私たちは子どもの頃から「ひとり」でいることは異常だと判断されてきたってことですよね。

「友達がたくさんいること」が良くて「友達がいないこと」は良くないって、みんなが言うからそう思い込んで育ってきたけど、今考えるとそんな方程式、成り立たないなと思います。

 

確かに集団で行動することは、社会に出てから必要なことかもしれませんが、「良い・悪い」の基準にはなりませんよね。

でもこういうふうに思い込んで「友達がいない自分はダメだ」と悩んでしまう人はまだまだたくさんいます。

 

まとめ

 

時代の流れによって親の教えもだいぶ変わってきました。親に何度も言われても、流行にのることで価値観をガラっと変えられる人もいます。

そこの違いはやっぱり親との関わり方なんだと思います。

 

ただ単に「親にはそう教えられたけど、今はそうは思わない」と柔軟に価値観を変えられる人もいる一方で、「親の言う通りに生きないと自分の存在価値がなくなっちゃう…」と苦しむアダルトチルドレン。

価値観を柔軟に変えられるのは、自分を受け入れられている証拠です。

アダルトチルドレンは大人になっても、自分じゃなくて親の価値観に支配されている状態。自分が自分じゃなくなってるってこと。

 

もし、頭の中で「おひとりさまって素敵。」って思っても、不安や恐怖があって行動できないなら、自分の心のケアにすぐ取り組んでほしいと思います。

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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