こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪
日本人の自己肯定感って
他の国に比べて圧倒的に低いことは有名な話ですね。
これには、日本の昔ながらの文化や
美徳みたいなものがめっちゃ影響しています。
例えば、授業参観とかで
何人かのお母さんが集まると…
だいたい１人のお母さんが
他の子を褒め始めて
んで、褒められたこのお母さんは
一生懸命子どものダメなとこを話し出してさー
もうここからは
「子どものダメさを競い合ってんのか？」
って思えるほど白熱するんだよねぇ。。。
みんな自分の子どものこと
大好きなはずなのに、
よくそんなに悪く言えるな～って感心するほど
めちゃめちゃコキ下ろすでしょ？
私はこれを
「ダメ探し大会」と名付けました。（笑）
でもこんなの、日本だったら
めっちゃ普通の光景ですよね。
別に違和感も全然ないし。
日本文化と自己肯定感の関係
親が子どものダメ探しをしてしまうという
この背景には、
・謙遜は美しい
・自慢は汚い
みたいな日本独特の文化が強く影響してるので
まぁしかたないことだとは思います。
だから「ダメ自慢大会」を母親同士で
開催しちゃうまでは許しましょうか。笑
だけど、その感覚を
絶対家に持ち込んじゃいけませんよ。
子どものできないところや
ダメだと感じるところを探しては
それを怒りつけたり、
罰や恐怖を与えて直そうとするなんて
昔の日本の教育そのもの。
それこそが正解だと思って突き進んできたら
日本人の自己肯定感が
世界中でどん底になっちゃったのが現実なんですから。
今すぐ軌道修正しないと！
安心感を与えることに集中！
自己肯定感に不可欠なのは「安心感」で、
子どもは常に自分は親から愛されてるのか？と
気にしながら生きています。
親自身がアダルトチルドレンなら
十分にわかってることなんですが
アダルトチルドレンってのは
愛情の与え方の見本を見たことがないので
自分の親と同じようにしかできなくて
できない自分も苦しい、
してもらえない子どもも苦しい、
っていう悲惨な状況を作り出しちゃう。
「自分は愛されてないかもしれない…」
「私なんて必要とされてないかもしれない…」
っていう不安な気持ちは
誰よりも理解しているはずです。
だからこそ、子どもに寄り添えるはず。
自分自身がアダルトチルドレンでさ、
されたことがないことだって
「どうしてもらいたかったか」を
想像することはできるでしょ？
言ってもらいたかったことを
そっくり子どもにかけてあげましょう。
そして、子どもの存在そのものを認めてあげるんです。
ダメだという思い込みを捨てましょう！
子どものダメなところばっかり探してませんか？
そのダメだと思ってるところは、
本当に「ダメ」なんでしょうか？
自分の価値観で
「ダメ」だと決めつけてませんか？
親が短所だと思っていつも怒ってることも
考え方によっては長所になるんですよ？
のろい→慎重
片付けない→おおらか
好き嫌いが多い→正直
ってね。
「そんな言葉遊びみたいなことでごまかすな！」
とか怒り狂うおじさんって時々いるんだけど
ホントに損してるなって思うんです。
人生なんて自分がどう考えてるかで決まるもの。
言葉遊びだろうがふざけていようが
自分の心が「楽しさ」を感じる人生を歩めばいい。
実はそれこそが
アダルトチルドレンを克服できるかどうかの
大事な大事なポイントなんです。
気にしなくてもいいようなことを
小さな頃から「ダメだ」と言われ続けて
それをずーっと気にして
自分を苦しめるような人生を
送りたいと思いますか？
もしも子どもが
すべて親の思い通りに動くようになったら…
その子どもは「アダルトチルドレンになった」
と思ってください。
これを避けるには、
親自身の心を育てるしかありません。
子どもが子どもでいる時間なんて
あっという間に終わってしまいます。
だから親が「えいっ！」と
覚悟を決めて変わらなきゃ。
「なんとなく照れくさい」とか
「甘やかしてるのかも…」みたいな
おかしな価値観のせいで
子どもを褒めれない、とか言うのは
やめてくださいね。
親子でのびのび、穏やかな時間を
過ごしていくために
世間体とか他人の評価とか日本文化とか
そういう今までの思い込みは
思い切って捨てましょう。
