「やればできる」の罠に注意!~アダルトチルドレンのために

こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪

 

 

今日は魔法の言葉で有名な
「やればできる!」について。

 

芸人のティモンディ高岸さんの口グセ?ネタ?
でもあるこの言葉。

すっごくポジティブで、いいですよね。

 

親から呪文のように繰り返し言われた人や
自分で自分にこう言い聞かせ続けてきた人、

たくさんいますよね?

 

で・・・

 

 

 

 

できました???

 

 

 

少なくとも私はできなかったです。(汗)

 

私も胸が痛い、って人も少なくないはずです。

(アダルトチルドレンかも…と思って
このブログ読んでるんですもんね。)

 

「やれば」って言葉って
「まだやってない」って意味でね、

残念ながら
この言葉を口にしてる時点で
「何もやってない」証拠。

 

「ちゃんとやればできる」とか
「まだ本気出してない」とか

はたから見れば
そんなこと言ってる間にやれよー
って言いたくなるのに

 

アダルトチルドレンは
どうしてやらないのか、できないのか。

 

この謎に迫ってみたいと思います。

 

 

「やればできる」は、できない人の思い込み

 

まず、これを読んでみて。

ダニング=クルーガー効果 Wikipediaより

 

簡単に言うと…

能力が低い人ほど

自分の能力の低さもわかってないし
他人の能力の高さもわからないんだって…

 

つまり、

できない人ほど
「私はできる」って思っちゃうってこと。

 

 

え?うそでしょ?…って
拒否反応が出た?

わかるー。
私も最初は
「そんなことない!私にはできる!」って
拒否しちゃったもん。

でもね、このせいで
私たちアダルトチルドレンは
「目標設定」を間違っちゃうんです。

 

能力が低い人ほど
自分には「能力がある」って
思い込んじゃうもんだから
やることのハードルを上げちゃう。

「能力が低い」って言葉はキツいね。
でもここは襟を正して受け止めないと
前には進めない。

 

設定した高いハードル超えられないから
結局手つかずで終わるか
やっても三日坊主がいいとこ。

 

アダルトチルドレンはじめ、
メンタル弱い人は
行動することが怖いのが特徴なんだもの、
それを克服して行くのは
めっちゃ困難なこと。

 

頑張って行動に踏み切っても
高いハードル設定しちゃったせいで
なかなかうまくいかない。

 

んで結局、できないことに対して
自己嫌悪したり、絶望したり、
失敗が怖くてますます動けなくなったり…

 

いいことひとつもない。(汗)

 

 

「やればできる」と言えるのは…

 

「やればできる」はやってきた人のセリフ。

 

高岸さんは身体面にも恵まれた上に
毎日血を吐くような努力を何年も続けてきた人。

そりゃできますって。

 

そもそも私みたいな弱っちいメンタルで
大した努力もしてこなかった人と
比べるのもおかしな話で。

 

冷静に考えてみれば
「やればできる」って
テレビの向こうで言ってる有名人って
やっぱり有名になるだけあって
ちゃんと努力した人なんだよね。

 

「やればできる」は
そこそこ能力のある人が
かなりすごいことを「やり続けた」結果、
「できたよ」って言ってる言葉だったんですね。

 

 

じゃあ、どうしたらいいの???

親とか家庭環境のせいで、とか
生まれ持った性質がアダルトチルドレン的で
メンタル弱っちい私たち。

高岸さんとか強い人が掲げる目標とか
やろうとしてもムダだと知りましょう。

 

残酷だけど、あまりにも差がありすぎる。

 

何も練習してない人が
オリンピックに出ようとするくらいの差です。

 

だからといって、
何もかもあきらめろというわけじゃありません。

 

 

まずでっかい目標は横に置いといて、
小さい小さい目標をたてます。

そんでその
小さな目標を毎日毎日クリアしていく。

窓を拭くとか5分ストレッチするとか

今までやろうと思ったけど
つい「やらなくてもいいか」って
やめちゃったようなことを。

 

 

こうすることで「意思力」がついてきます。

そして「達成感」も上がってくる。

 

ところが、
一発逆転が好きな人はこう考えちゃいます。

「こんなことして、何の役に立つの?」

「私が目指してるのはこんなことじゃない!」

ってね。

 

 

でもね、意思力をつけることが
人生を変えるための第一歩で、

意志力を育てるのを避けて
メンタル改善なんてできないんです。

 

メンタル強い人の意志力って
半端ないですから。

 

さあ、小さな一歩を踏み出しましょう。

 

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥

おまけの話

今日は
「ダニング=クルーガー効果」の
お話でしたが、

これを知った時のワタシ。

 

「ガーーーーーーン…。」

完全に絶句しました…

 

それまでずっと
「自分には能力があるはずだ」と
自分に言い聞かせてきたから。

 

もちろん根拠なんかない(笑)

ニセ自己啓発本とかニセスピリチュアルの
情報を鵜呑みにしてただけで。

「夢はでっかく!」とか
「自分の内なるチカラを信じろ!」とか

心理学的に一番やっちゃいけない道を
まっしぐらに進んでた私には
頭をぶん殴られたような衝撃でした。

 

でもね、しみじみ心理学を学んでよかったーって
実感しました。

だって私に本当のことを教えてくれたから。

 

「正しい知識を持って

正しい努力を続ける。」

 

人生変えるには、これしかない。

 

 

アダルトチルドレンにとって
自分の現状を自分で判断することは
とても難しいこと。

 

専門家に頼ることは、実は一番の近道。

 

生きかた向上ナビでは
あなたの出発点をとらえ、
最善の道を進んでいくための
お手伝いをしています。

 

 

 

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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