こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です。
アダルトチルドレンには
何でもかんでも自分を責めちゃうという
特徴がありますよね。
この背景には…
・人のせいにするのは良くないことだ
・自分さえ我慢すればいい
・どうせ私はダメ人間だ
みたいな思い込みが強いのが原因です。
こうなると苦しいばっかりですよね。
アダルトチルドレンって
「自分を責める」ということを
着地点にしてしまって、それ以上何も
対処できないことがほとんどです。
自分を悪者にして、はい一件落着。
みたいな感じにね。
これは考え方のクセで、この終わり方にすると
ちょっとした安心感すら感じてしまうので、
ここから脱出しなきゃいけません。
でもさ、
「自分を責めないようにする」なんて
いきなりできませんよね？
だから自分を責めるのはまぁ良しとして、
その苦しい、悔しいという感情を
なんとか良い方に活かすんです。
まず、まったく自責の念がない人のことを
考えてみましょうか。
全然反省もなく、改善する気もない人って
お気楽でうらやましく感じるかもしれません。
（私も昔はそうなりたかった。笑）
でもここには成長も進歩もないですよね。
あれ？これって
私たちアダルトチルドレンと同じじゃない？
苦しい思いをしてるだけムダな気がして
ちょっとイラっとしちゃいます。
でもね、
アダルトチルドレンは決定的に違うんですよ。
「自分を責める」という気持ちは
何とかして成功させようという
前向きな気持ちがあるからこそ出てくるもの。
だから、自分を責めてそれで終わっちゃったら
すごくもったいない。
「自分はダメだ」で終わりにしないで、
どこを変えればよかったんだろう？と
感情から一旦離れて
冷静になって理論的に考えてみるんです。
感情から離れる練習を
私もそうだったんですが…
親がいつも感情的で、
コミュニケーションのほとんどを
「感情」を使って育てられると
子どもも物事を「感情」でしか
とらえられなくなってしまいます。
でも論理的に考えることは、
練習すれば必ず獲得できるものです。
普段の生活をしながら、
もちろん１人でもできるので
今すぐ始めてくださいね。
「ムカつく」→何にムカつくんだろう？
「イヤな感じ」→どの言葉がイヤなんだろう？
「自分はダメだ」→自分のどこがダメ？
みたいな感じで。
この練習をするのであれば
「自分を責める」気持ちは
ものすごくプラスに働くものになります。
失敗だって、
原因や改善点を考えることをすっ飛ばして
ただ「自分はダメだ」で終わってしまうのは
自分の中の力も意見も
無視してるってことになっちゃう。
ちゃんと自分の中にあるものに耳を傾けて、
丁寧にくみとってあげてください。
自分を責めて責めっぱなしで終わるのは
苦しい思いをするだけ損ですから。
「責めてしまう」という一見良くないクセでも
人生の成長に変えていきましょう。
