こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪
アダルトチルドレンって
つい自己犠牲しちゃいがちです。
私はいつも相談者さんに
「自分を最優先に!」って言うんですけど
どうしても拒否反応がでちゃうって人、
すごく多いんですよー。
「自己犠牲は自分を苦しめる」って
わかっているのに
どうしてもそっちを選んじゃうなんて
どういうことなんでしょう?
今日はその心理を解説します。
自己犠牲は素晴らしいと教えられた
「自分よりまず他人のことを考えなさい」
「人のためになる人間になりなさい」
など、日本人は特にそれが美しいと
教えられてきたことなので
率先してやっちゃう人も多いですね。
「自己犠牲すべき」というすべき思考を
持っちゃってるわけです。
そんで
その自己犠牲したことを褒められちゃったりしたら…
そりゃくりかえしちゃうわなー。
認知のゆがみを手放すのがまず先ですね。
承認・評価されたい欲求
自己犠牲した結果、
誰かに褒められたとか感謝してもらえた体験をして
安心感を得る人もいます。
「他人のために尽くしている」自分に
価値を感じてしまうため、
自分を犠牲にしていないと不安になっちゃうんですね。
そのため、自分自身を安心させるために
自己犠牲をエスカレートさせて
疲れ果ててボロボロになるまで突っ走って行きます。
犠牲者意識を持ち続けたい
これは「悲劇のヒロイン」ですね。
シンデレラみたいに
意地悪なお姉様たちから
どんないじめをされても
尽くし続け、努力していることで
他人からの励ましや同情を
もらうことができるのを知っています。
そしてそれが
「心地よい」と感じてしまった。
そのために
自分が人よりも苦労しているとか
不幸だと感じる状態にいることで
安心感を得ているだけなんです。
自分の無力感を解消したい
自分には関係のない他人の問題を
自己犠牲によって解決できるはずだと
思い込んでいる人もいます。
(自己犠牲は美しいと思ってるからね)
で、そういう他人の問題に
影響を与えている自分を感じることで、
自分自身がいつも感じている
無力感を紛らわせようとするんです。
自分が犠牲になることで役に立っている、
自分は無力ではない、と思えることで
安心したいんですね。
自己犠牲しちゃう人へ
以前の私はまさに
悲劇のヒロインタイプでした。
「私って苦しい状態なんですー。
めっちゃ色んなこと犠牲にしてますー。
だから優しくして~。いたわって~。
みんな見て見て~」って感じでね。笑
でもこれが自分の自己肯定感を
がっつり下げている要因だとわかってから
「自己犠牲して安心する私」という
セルフイメージを捨てると決意しました。
そんなアホみたいな安心感いらんわ!って感じで。
そうは言われても…
「自分を大切に」なんて聞いたりすると
「自分の利益ばっか考えて
他人のためには何もしない」みたいな
極悪人を想像しちゃいませんか?
それって0-100思考丸出しですよ。
「周りの人を幸せにするためには
自分が犠牲にならなきゃ」というのも
極論すぎますよ?
そんな脅迫まがいな考えは今すぐ捨てて
まず自己犠牲することが
自分の人生にとって悪影響なんだと
知るところから始めましょう。
自分もOK、相手もOK。
という状態を作り出すんです。
誰かを幸せにするなんて、
まず自分を整えない限り絶対できません。
ねじれた安心感のために
自分を下に置いとくのは
今日限りやめましょうね。