『嫌われる勇気』の注意点 ~アダルトチルドレンのために

 

こんにちは、菊乃です。

 

今から10年ほど前に出版された、『嫌われる勇気』という本をご存知でしょうか?

 

アドラーという心理学者の考えをまとめたこの本は、大ヒットしてテレビドラマにもなったので、知っている人は多いと思います。

 

私は昔からのNEWSの加藤シゲアキくんのファンなので、もちろんドラマも見ましたが、もう6年も前のことなんですよね~。

 

大ヒットからけっこう時間が経っているので内容を忘れちゃったという人もいるはず。

 

で、なんとなーくしか覚えてない人のためにちょっと注意点を、と思ったわけです。

 

 

『嫌われる勇気』というタイトルからも想像できると思いますが、アドラーは「人からの評価を気にせず、自由に生きよう」と教えてくれます。

 

「人からの評価を気にしない」ことって聞くととても納得がいくし、もっともだなって思うけど、「人からどう思われようなんて気にするな」って言い方されると、ちょっと難しいって感じちゃいますよね?

 

こういう人気の本って、本の名言の一部が切り抜かれて、この部分だけを記憶していると、そう感じてしまうかもしれません。

 

人にどう思われようと自分の思うまま、自由に生きれるなら、そりゃ清々しいでしょうね。

 

イヤなことはNO!とハッキリ断って、空気も読まずに思ったことを言えるなんて、ある意味うらやましいですよね。

 

でもさ、人間ってやっぱり孤独は怖いし、何より孤独を感じたら幸せは感じられないでしょう?

アダルトチルドレンなんて、人に嫌われたり無視される恐怖をいつも抱えて生きてるから特にね。

 

かなりの『勇気』がないと、そんな生き方、できっこない。かえってストレスは溜まるし、不安も強くなるような生き方に思えませんか?

 

 

でも、この本を読み進めていくと、だんだん納得できてくるんです。

 

アドラーは、本の中でこの3つを大切にしなさいと教えてくれています。

 

・人を無条件に信頼する
・人のために役に立ってみる
・ありのままの自分を受け入れる

 

 

周りの人を信頼して、人の役立つことをして、そして自分が、みんなの輪の中に属していることを実感しながら生きていけと。

これなら、幸せに生きていけそうですよね。めっちゃ納得できますよね!

 

 

ただ、注意してほしいのはここから。

アドラーの心理学は、心の筋肉がある程度ある人が実践できることだと思います。

「有名だから」「流行ったから」という理由で実践するのはちょっと危ないかもしれません。

 

一言で「アダルトチルドレン」と言っても、めちゃめちゃ差があるので、自己受容、自己肯定も怖くてできない状態なら、まだ手を出さないほうがいいかもしれません。

 

 

「自分が今、どこにいるのか?」を正確にわかっていないと、大打撃をくらっちゃいますから。

 

アダルトチルドレンの改善も、まだスタート地点に近いところにいるのか、そこそこ進んでいるのかで、やることはかなり違ってきます。

 

 

以前の私のように、自分の筋力のなさに目も向けずに高い目標に向かっていって、撃沈…。そして余計に心がボロボロになる…なんてことは、避けてほしいんです。

 

何度も言っていますが、アダルトチルドレン改善には順序がとても重要です。

アドラーが言う『嫌われる勇気』が本当に持てるようになったら、実践するようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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