アダルトチルドレンはその特徴によって
ざっくり５～８のタイプに区別されています。
８つのタイプについてはコチラ↓
https://smilefrips.com/ac-8types/
タイプによって特徴や問題点が違うので
自分がどのタイプなのかわかっていると
対処しやすいと思います。
でもどのタイプなのか
きっちり振り分ける必要はありません。
「なんとなくコレかな？」
「これとこれの混合かな？」
くらいで大丈夫。
今日はヒーロータイプについて
解説したいと思います！
目次
ヒーロータイプって？
ヒーロータイプの他に”スーパーチャイルド”
なんて呼ばれたりもします。
“スーパーチャイルド””ヒーロー”と聞くと、
かっこいいとか強いってイメージですよね。
でもアダルトチルドレンのヒーローは
ムリヤリ仕立て上げられたもの。
子どもらしく遊んだり、いたずらしたり、
大声で叫んだり時には友達と喧嘩したり。
そんな自分本来の欲求をすべて抑え込んで
すべてを必死で我慢し続けて家族を支え続けた。
大人になってからも
その気持ちを捨てきれなくて
感情の処理方法もわからない、
どこまで我慢し続ければ良いのかわからない、
何がなんだかわからないまま
生きづらさを抱えてる悲しいヒーローです。
ヒーロータイプの特徴・問題点
人から評価されることが生きがい
とにかく全てにおいて、
他人からの評価を気にしてしまいます。
学校では勉強やスポーツ、進学する学校など
親はもちろん周りの人から褒められるような
結果ばかりを求め続けます。
頑張りすぎる
親や世間の期待に応えようとするあまり
頑張り続けます。
自分の限界を気に留めることをしないので
メンタル、身体の不調などを
隠してまで頑張りつづけてしまった結果
急に心がポッキリ折れてしまうことも。
完璧主義
常に完璧をもとめがち。
「人は完璧であるべき」と思っているので
自分に対してだけでなく、
人が完璧でないことも許せない場合も多く
人のちょっとしたミスにいちいち怒ったり
イライラしたりします。
責任から逃げる
自分に「汚点」があることが許せないため
自分自身を必死で守り、
他人に責任をなすりつけようとします。
自己犠牲
「自分の価値＝他人からの評価」なので
他人から求められたことを優先して
自己犠牲する傾向が強いです。
自分が思っていることや出てくる感情を
ないものとして扱ってしまい
あるのかないのかさえ
自分でもわからなくなってしまうことも。
その他にも…
・失敗に対して極度の恐怖を感じる
・承認欲求が強い
・自己評価が低い
・ちょっとした挫折で心が折れてしまう
・理想通りにならないとパニックになる
などなど
普段の生活の中でも
自分を苦しめるような考え方を持ち
非常にキツい言葉を自分にかけ続けます。
ヒーロータイプ改善の取り組み
まずは自分が「苦しい」ことを
しっかり自覚することが重要です。
どんなことがあると苦しいのか、
どんな考え方をすると苦しくなるのか、
自分の中にある傷をしっかり見つめて
確認すること。逃げちゃいけません。
そしてその「苦しい」原因になっていた
考え方や自分への声掛けから
変えていきましょう。
※ここで言う「自分」は
「インナーチャイルド」のことです。
自分の中にいる小さい頃の自分をイメージして
対話する感じでやってみましょう。
自分の声を聴く
自分の心の奥の奥に隠してある本音を
知る作業です。
本当はどう思っていた、どうしたかった、
というのを根掘り葉掘り聞き出します。
自分のことを思いやる
自分から出てくる感情をしっかり汲み取って
大切に扱ってあげましょう。
自分の「好き」「心地よい」を基準にする
他人からどう見られているのかではなく
自分がどう感じるのかを基準にして
行動していくようにしましょう。
完璧じゃない自分を受け入れる
失敗や苦手なことは誰にでもある、と認め
できない自分もすべて受けれましょう。
ヒーロータイプの方へ
成績が良い
スポーツができる
親のいいつけを守る
怒られるようなことはしない
自分を犠牲にして人の役に立つ
よく今まで頑張ってきましたね。
そうしなければ、
家族が崩壊してしまう…って恐怖いっぱいで
自分を追い込んできたんでしょう？
長い間「それで幸せになれるはず」だと
思い込んで生きてきたんだから
急に変われなんて難しいって
思っちゃいますよね。
もちろん
小さい頃から親からかけられていた言葉は
なかなか手放せるものではありません。
でもここで紹介した改善方法は
対処療法ではなく、
根本から心を癒やすためのものです。
日々少しず～つ繰り返すことで
過去の傷も癒えて不安感も解消されると…
アダルトチルドレンの心は
やわらかく、そして強くなっていきます。
評価のために頑張るのはもうやめて
これからは自分のために生きましょう。
