こんにちは、菊乃です♪
毒親育ちのＡＣさんたちには
「親を嫌いになれない」とか
「親と離れるわけにはいかない」って言う人が
けっこういます。
育児放棄されたり、暴力ふるわれたり、
そんなひどいことされながら育ったのに
嫌いになれないって…
よくよく話をきくと、
「嫌いになれない自分が嫌い」とか
「嫌いになったら自分を嫌いになりそう」って
嫌いになってもならなくてもどっちにしろ
ひどい罪悪感にハマっちゃう。
こういう苦しみから脱出するには
どう心を整理すればいいんでしょう？
毒親を嫌いになれないのはなぜ？
①やっぱり愛してほしい
いくら毒親だったとしても
ずっと近くにいた存在ですから
子どもって親は特別です。
育児放棄したり暴力をふるったりした
ひどい親であっても
子どもはなかなか親を嫌えません。
子どもは誰でも生まれながらにして
愛されるのを望んでいるし、
親のことを愛しているはず。
たったひとりの親から愛されたいと願うのは
当然のこと。
だから、そもそもどんなひどい親でも
「私の親は毒親なんかじゃない」って
思っている人も少なくありません。
親が暴力をふるうのは自分が悪い子だから、と
自分を責めて自己完結しちゃうタイプ。
②良かったことが忘れられない
一度でも優しくしてもらった経験があったりすると
その時みたいにまた優しくしてくれるかも…と
希望を捨てられない人も。
小さい時、一度だけ
誕生日にケーキを買ってもらった思い出を
ずーっと忘れられなくて
「またいつか嬉しいことが起こる…」
「いつかきっと優しい親になる…」と
思い続けてしまっている。
これはＤＶの関係にもよく見られます。
いつも暴力ばかりでも、たった１つの
優しい言葉をかけられただけで
「やっぱりこの人は優しいんだ」と
悪いとこ全てをかき消して考えちゃう。
③嫌いになっちゃいけないと思ってる
実の親を「嫌い！」なんて言ったら
冷たい人と思われそうだし
周りにも親を嫌いなんて言う人いないし…
世間一般的に
何となくイケナイことって感じだし…
親は尊敬し、愛する存在であって
嫌うなんて良くないこと、みたいな価値観が
世の中で当たり前に存在してて
自分の気持ちより周りの人がどう思うかを
気にしすぎちゃって、嫌いって気持ちを
抑え込んで認めない。
親どころか「人を嫌う」こと自体
悪いことだと思ってる人も少なくないんですよね。
毒親育ちだからこそ、とも言えるんだけど
３つとも、アダルトチルドレンの
典型的な考え方なんですよね。
目の前の現実を受け入れられずに
夢の世界に逃げちゃったり、
冷静に物事を判断できなかったり、
周りの評価ばっか気にしてたり。
どのケースでも
結局は自分の本当の感情が出てこない。
これこそアダルトチルドレンの典型。
認知のゆがみに支配されまくってますね。
言われてみればそうだったって人も
そんなのわかってるけど治らないって人も
いるでしょう。
どういうふうに考えたら
気持ちが楽になるんでしょうか？
「嫌い」「好き」にこだわらなくていい
そもそも、人間の気持ちって
「好き」と「嫌い」の２択でもないし
どっちかに決めなくてもいいんだよね。
ただ、自分が「嫌い」と思うなら
素直に「嫌い」と思えばいいんです。
つまり、どっちでもいい。
そこにこだわる必要はまったくなくて
大切なのは事実を冷静に受け入れること。
あなたが親のことを毒親だと感じるなら
それをしっかり認めて受け入れることから
始めてみましょう。
事実をねじまげて捉えたり、
本当の気持ちを押さえつけたままでいると
心はますますキツくなっていきます。
まずは親が何をしてきたかを
ノートに書き出すだけでも
冷静に事実を知ることができますよ。
それをふまえて自分がどう感じるか。
本当の気持ちが「好き」でも「嫌い」でも
どっちでも良くて、
それが出てきたことに喜びましょう。
自分でもスッキリするはずです。
なかなか感情がでてこないケースもあります。
毒親に育てられた人は
自分の本当の感情を出すのがとても苦手。
苦手どころか、
自分の感情なんて全然感じられなかったり、
あるのも知らないって人もめずらしくないほど。
自分の本当の感情に向き合って
それを認めてあげると
心がだんだん楽になっていきます。
あせらず、ゆっくり、一歩一歩、
歩いていきましょうよ。
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生き方向上ナビ 菊乃
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