こんにちは。菊乃です♪
私は以前、とにかくいつもイライラしていました。
朝起きてすぐ娘の支度の遅さにイライラ。
車に乗れば前の車の運転にイライラ。
会社では上司の仕事のやり方にイライラ。
同僚の雑談の内容にまでイライラ。
家に帰ればテレビの中の芸能人にイライラ。
料理をすれば油がまわりに飛んでイライラ。
布団に入ってからは「自分の人生」対してまたイライラ…
と、こんな毎日。
よく飽きもせずイライラしてたなぁと
我ながら感心するわ（笑）
今は笑ってますけど
当時の私はこういうイライラを
娘に全部ぶつけてました。
一緒にいる間、ほとんど怒鳴ってて。
私の母が過激に怒るタイプの人だったので、
それが当たり前だったというか、
自分は気づいてなかったんですが
ある日娘に言われたんです。
「ばあちゃんとそっくりだよね～」って。
遺伝である程度の性格は決まるとはいうものの
正直、母のようにはなりたくないと思っていたので
その時はけっこうなショックを受けました。。。
「気をつけなきゃ」ってめっちゃ反省しましたよ。
これがきっかけになったんですが
「気をつけよう」と思っただけで
急に変われるわけがありません。
よーく考えてイライラを注意すればするほど、
今度は変われない自分にイライラするように。。。
それからはますます生きづらさに拍車がかかり、
イライラを直そうとしてるのに
直せない自分にイライラして
そんな自分を責めるっていう最悪な方向に…
もちろん周りの人に対するイライラも直らない。
今考えるとなんてアホな話だろうと思うんですが、
当時の私はアリ地獄にハマってしまったかのように
ズルズルと落ちてったんです。
原因は「すべき思考」
自分のイライラを治す方法を知りたい。
苦しい人生をとにかく何とかしたい。
そんな思いから心理学を学び始めました。
そこで出会ったのが「認知のゆがみ」という言葉。
その中で代表的な「すべき思考」。
それまで「性格」としてかたづけていた私にとって
「考え方」に原因があるなんて思いもよらなかった。
そこから、自分の感情に注意をはらい、
その感情を持つのはなぜなのかを
ていねいに考えるようにしました。
そしてひとつひとつのイライラに取り組んで行くと、
おもしろいように自分の考え方のクセやパターンが見えてきたのです。
すべき思考をひもとくと…
“朝の娘の支度が遅いことにイライラ”したのは…
私は早起きが苦手なので、ギリギリまで寝て、
出かける前の支度には最短時間で
ムダな時間なく動かなければいけないって考え。
一方娘は、早起きは得意だけれど、
急いで支度をするのが嫌い。
早めに起きてゆっくり支度をしたい。
私が「するべきだ！」と思ってたことを
娘は「する必要ない」って思ってただけ。
娘は“アセアセ動く母親”に対して
イライラしなかったのかなぁって不思議だけど
きっと「私は母親とは違う」って
ちゃんとわかってたんだろうな。。。
親は子どもより優れてるわけじゃないって
しみじみ感じましたわ（汗）
未熟な母のもとに生まれた娘よ、ごめん！
すべき思考をつぶす練習♪
それ以来、イラっとすることがあったら
自分にはどんなすべき思考があるのか探しては
それをつぶす練習をしてました。
特に運転中はひどかった。
ウインカーはもっと早く出すべきだ！
この道はもっと早く走るべきだ！
もっと車間距離をとるべきだ！って…
でもこれ、そういえば
母も運転中いつも言ってたっけ。。。
遺伝というより、もはや洗脳！！！こわっ(笑)
地方に住んでいる私にとって車に乗る機会は多く、
それだけ“すべき思考つぶし”の練習は
たくさんできました。
この練習は現在私のカウンセリングでも
よく登場するものです。
イラッとするたびに
どんなすべき思考が隠れているのかよく考え
それを書き出していく。
この練習を２年くらいやったかな。
そして今…
イライラが減っただけで
人生ってこんなに穏やかなものなんだ…と
しみじみ感じています。
めっちゃせっかちな私が、
のろのろな娘にイライラすることないなんて
奇跡みたい(笑)
私にとっての母がそうだったように
小さい頃から身近な人の考え方が
そのまま入ってきちゃうことってよくあること。
これこそアダルトチルドレンですね。
心がおだやかって幸せ
イライラがなくなるということは、
相手を認めて尊重できてるということ。
そしてこれができていくと、
自分のことも尊重できるから
どんどん自己肯定感も上がっていきます。
毎日を穏やかにすごす。
ただそれだけなのに
こんなに幸せを感じられる。
あなたにも体験してほしい。
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生き方向上ナビ 菊乃
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