炒飯作れるパパは「料理できる人」?~アダルトチルドレンの思い込み

 

こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪

 

 

先日娘が

「料理できる男の人っていいよねー。」

「友達のパパもけっこう料理するんだって」

という話をしはじめました。

 

そこで、私は

「何が作れたら料理ができるって思う?」

と聞き返すと娘の答えは

「チャーハンとか、かな」

って。

 

 

こんな何気ない会話から
私はあることに気づいたので
質問を続けました。

 

「チャーハンだけでも作れるパパは
”料理ができる男性”だと思う?」

 

娘の答えはイエス。

 

私は質問を続けます。

「もしその家のママが
”チャーハンだけ作れる”って
言ったらどう思う?」

 

すると娘はハッとしたような顔で

「料理できないんだなって思っちゃうわ」って。

 

私の望み通りの答えが返ってきました!笑

 

 

目次

思い込みによる不平等な評価

 

パパがチャーハンを作れたら
「料理できる認定」

ママがチャーハンを作れると言ったら
「料理できない認定」

 

娘は無意識のうちに
男の人は全く料理をしないと決めつけ
1つでもできたら”料理ができる”と感じ、

女の人は料理は何でも出来て当たり前で
チャーハンしか作れないママは
”料理ができない”と評価しちゃってた。

 

あれれ……?

とんでもない不平等さがありますね。

 

こんな評価、された方は
たまったもんじゃありません。

 

たしかに私が小さい頃までは
「男子厨房に入らず」
なんて言葉がありました。

 

もう何十年も経って
時代はすっかり変わっていると思いきや、

Z世代と言われる私の娘もまだ
こんなイメージを持ってるのか…と

日本人の思い込みの強さ
改めて驚いた出来事でした。

 

しかも、料理人とかシェフって
ほとんど男性なのに…不思議…。

 

家で料理をすることに限っては
完全に女性の仕事だと思っちゃってるって
すごい偏ってると思いません?

 

 

思い込み・先入観に気づく

 

料理のことだけじゃなく

いろんな思い込み・先入観って

 

日常にいっぱいあふれていて
意識してみないとなかなか気づけません。

 

アダルトチルドレンにとって
こういう小さなことに
どんどん気づいていくことが
すごく重要なことなんです。

 

「無意識」に通り過ぎそうなことを
「意識」して拾っていくことで

 

今まで積もりに積もった
当たり前だと思ってた思い込みに
気づくことができます。

 

地味~な作業ですが
これこそが

「〇〇すべき」

「〇〇に違いない」

といった、認知のゆがみ
立ち向かって行ける
唯一の手段なんです。

 

自分の中にある強い思い込みによって
自分を苦しめているのが
アダルトチルドレンの
生きづらさの原因なんですから。

 

認知のゆがみが苦しみを生む

 

もし、先日の料理の話をしないまま
娘が結婚したらどうなっていたでしょう?

 

「料理は自分がするべき」
という気持ちが強いので

 

具合が悪い時も忙しい時も
「男性に頼ってはいけない」と
また違う「すべき思考」が出てきます

 

 

もし料理が得意でなかったら
そんな自分を責めまくりながら
生きていかなきゃなりません

 

あー…
これで立派な
アダルトチルドレンの出来上がりですね。

 

 

このように、
普段は気づかない小さな先入観でも
自分を苦しめるタネは
知らないうちに育っていって

早めに気づいて摘んでおかないと
苦しみの花を咲かせてしまうんです。

 

苦しみのタネが芽を出さないうちに
なんとかしなきゃ!

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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