こんにちは。
アダルトチルドレン専門カウンセラーの菊乃です♪
「自分の短所ばかり見ないで
長所を見つけましょう」
「世の中、悪いことばかりじゃない。
いいことを探して生きるのが大切」
なんて、よく聞きますよね。
アダルトチルドレン改善にも
「いいこと探し」をするのが
とても効果があるのは確かです。
ところが、
この「いいこと探し」って
誰にでも100％効き目があるわけじゃなくて
大きな盲点があるんです。
今日の話を聞いて
「いいとこ探し」が今の自分にとって
どうなのかを考えてみてほしいと思います。
悲観フォーカスのひどいバージョン？
アダルトチルドレンを悩ませる
認知のゆがみの代表の「悲観フォーカス」を
ご存知ですか？
生きていれば良いことだってあるのに
良いことは見ようとしなくて
悪い方ばっかりみてしまう、
って考え方のことなんですけど
これってもっとひどいバージョンが
あるんですよ～…。
「良いこと」があっても
それを「良い」とはとらえられない。
「良いこと」も「悪いこと」に
自分で置き換えていっちゃうんです。
例えばね、
道に落ちてるゴミを拾ったとして…
普通ならこれ、「良いこと」した方に
カウントしますよね？
でも悲観フォーカスの
ひどいバージョンにハマってると
「こんなことするなんて、私って偽善者で
いやらしい人間だ」
ってなっちゃうんです。
どんだけひねくれてるんだ！？って
ツッコミたくなっちゃうけど
私もこうだったからよくわかる～！
でも、ここまで「良いことなんてない！」
って決めつけてるっていうことは……
やることなすこと、
ぜーーんぶ「悪いこと」に
なっちゃうってことですよね？
さて、こんな状態で
「いいとこ探し」ができるでしょうか？
ブブー。
できませんよね。絶対に。
やろうすればするほど
「やっぱり私に良いトコなんてない…」
「私の人生、絶望だ」
って、闇にハマること間違いなしですわ。
今の自分をそのまま受け入れる
いいとこを探そうとしたのに
悪いとこしか見つからなくて
どよ～んとしちゃう人は
「事実を受け入れる」練習を
してみてください。
この時に注意するのは２つ。
感情的にならないことと
決してジャッジはしないこと。
アダルトチルドレンはどうしても
すべての事柄に対して
「感情」しか持てなくなってるので
落ち着いているときに考えるのが
絶対条件です。
頭で考えてることを意識して
今日やったことを思い出してみましょう。
胸のあたりにモヤモヤとかイライラな
感情やジャッジが出てきたら一旦休止でね。
「できないからダメだ。がっかり…」
嫌な気持ちにがっつり包まれながら
こう言ってたのをちょっと変えるんです。
↓
「できないんだ。
今はできないんだ。
今日はできなかったんだ。」
って事実だけ口に出したら
そこで終わりにします。
ここには余計な判断も
ゆがんだ自分の思考も入ってないので
ストレートに受け入れられるはずです。
どうしても
「自分はダメだ」って気持ちが出てきたら
「今の自分はダメなんだな」って
「自分のことをダメって思ってるんだな」
くらいで終わらせときましょう。
「感情」を切り離して「考える」ことは
練習するとどんどんできるようになるので
できなくてもあまり落ち込まずに
どんどんトライしてみてくださいね。
「いいとこ探し」する前に
アダルトチルドレンが
「いいとこ探し」をしようとすると
自分がやったことを
無意識にジャッジしてしまうので
今はまだやめたほうがいいかもしれません。
完璧主義だったら自分の行動すべてを
「良くないこと」って決めつけちゃうし
その「良いこと」だって
誰かの評価で決めたことだから
全然あてになんかなりらないからです。
悲観フォーカスのひどいバージョンが
自分にあてはまるなーって思う人は
「いいとこ探し」を取り入れるのは
もう少し待って
まず先に
「どうして自分がすべてのことを悪いと
思ってしまうのか」について
しっかり向き合うことをオススメします。
もっと具体的なワークを知りたい方は
ぜひおためしカウンセリングへ！
