アダルトチルドレンはその特徴によって
ざっくり５～８のタイプに区別されています。
８つのタイプについてはコチラ↓
https://smilefrips.com/ac-8types/
タイプによって特徴や問題点が違うので
自分がどのタイプなのかわかっていると
対処しやすいと思います。
でもどのタイプなのか
きっちり振り分ける必要はありません。
「なんとなくコレかな？」
「これとこれの混合かな？」
くらいで大丈夫。
今日はロストワンタイプについて
解説したいと思います！
目次
ロストワンタイプって？
日本語では「いない子」と言われるとおり
小さい頃から家庭のなかで
存在しないものとして扱われたことで
その傷をそれ以上深くしないために
人との関わりをなるべく少なくしよう
という選択をするようになった人たちです。
「関わりをなくす」のを目的としているので
いい子と言われるように頑張ったり
（ヒーロータイプ）
注意を向けるために目立つことをしたり
（スケープゴートタイプ）
とはまったく逆で、
何も反応しないというのが特徴です。
ロストワンタイプの特徴・問題点
・人とのつながりを避ける
家族と関わらないことで自分を守ってきた
その結果、目立たず話さずに落ち着いたので
人とのつながりを極度に嫌がります。
そのため健全なコミュニケーションが
難しくなります。
・心を閉ざす
自分の意見を聞いてもらえた経験がないため
意見を言うことすら諦めてしまいます。
「私のことなんてどうせ誰にもわからない」
という感覚で生きているので
他人とはどんどん離れようとします。
・目立たないようにしている
自分の心の中にある意見や気持ちを抑え
感情すらないものとして扱ってしまいます。
自分を守るために選んできた結果なので
抑え込んでいることにも気づかず
逆にみんなに注目されない方が
安心している感じさえあります。
でもそれは完全な自己否定的な考え方で
本当の安心感とはほど遠いものです。
・無気力感
他人に対してはもちろん信用もしませんが
自分に対しても何の期待も持っていません。
親から人間的な成長を学べなかったので
「努力してもどうにもならない」
「目標にするものも特にない」
という思考に支配されています。
・強い自己否定感
自分に対しての存在感や価値観が
ひどく低いせいで行動や他人との関係に
悪影響を与えてしまいます。
その結果がいくら悪くなっても改善する
気力もなければ方法もわからないので
すべてに投げやりな感じになります。
その他にも
・コミュニケーション力がない
・不信感を募らせている
・情緒不安定
・見捨てられ感が強い
・愛情を感じられない
・人の気持ちが理解できない
・対人恐怖症
など、様々な問題を抱えています。
そこを改善しようという気持ちもないのが
一番の問題点です。
ロストワンタイプ改善の取り組み
どのタイプのアダルトチルドレンも同じように
身近に良い手本となるモデルがいなかったせいで
とても苦しみます。
ロストワンタイプになってしまう原因は
親からのネグレクト、過干渉、
否定ばかりされるなど様々なことが
考えられます。
その強烈に傷ついてしまった場面を
まず癒やしていきましょう。
・感情を知る
その場面を思い出したら
インナーチャイルドの言い分を
じっくり聞いてあげます。
本当はその時どう感じたのか、
なんて言いたかったのか、
時間をかけてしっかりと
その時にあった感情を知ることが重要です。
・自分を大切にする
大切にされた経験がないので
最初は難しいと思いますが
続けていくことが一番です。
自分はこうすると嬉しい、ということを
なるべくたくさんやっていきましょう。
ロストワンタイプの方へ
自分にも周りにも決して期待せず、
感情も隠し続けることが
唯一自分を守る方法だったんですね。
でも
「自分はいないほうがいいんだな…」
なんて思っちゃうなんて
こんな辛くて悲しいこと、ありません。
この世界は、
今まであなたが暮らしてきた家庭とは
全然違う場所です。
信頼できる人もいるし、
愛してくれる人もいる。
努力すれば明るい未来もある世界です。
確かに、
今までずっと信じられなかったことを
信じられるようになるのは
簡単なことではありません。
でもでも、
それは教えてもらえなかっただけで
全然不可能なわけじゃないんです。
自分の中から出てくる感情は
決して抑えつけておけるものではなくて
出してあげないと必ず心は暴れ出します。
そのことをしっかり理解して
自分の気持ちと丁寧に向き合ってください。
すると
今までハマっていたパターンから抜け出し、
必ず心はこたえてくれますから。
これからはそうやって
のびのび生きていきましょうよ。
