大切なのは「母性愛・父性愛」のバランス!~アダルトチルドレンのために

大切なのは「母性愛・父性愛」のバランス!

 

こんにちは、菊乃です♪

 

アダルトチルドレン改善のために「自分に優しく」ってよく聞きますよね。

 

「優しくしたら自分が調子づくだろ…」って疑問に感じて、その言葉を受け入れるのに苦労したのは私だけじゃないはず。

 

「優しく」「許す」「全肯定」がうまくできなくてしょっぱなからくじけました。笑

 

今日はそんな気持ちを解消できますよ~。

 

目次

愛には2種類ある

 

母性愛父性愛、という言葉を聞いたことはありますか?

 

この2つの愛情がバランス良くあると、心が健全にすくすく成長できるんです。

「母」と「父」というイメージは人それぞれ違うと思いますが、心理学で言う母性愛と父性愛は以下ように定義されています。

 

・母性愛とは?

 

母性愛の基本は「全肯定」。自分の存在すべてを愛するイメージです。

失敗をしても罰することなく、全てを包み込んでくれる無条件の愛情のこと。

 

何かができるできないとかに関係なくていつでもどこでも何があってもイイコイイコしてくれるお母さんがくれる愛情です。

 

・父性愛とは?

 

一方、父性愛とは厳しさを持った愛情のこと。

 

「今日はダルいから、サボっちゃおうかな…」みたいな気分の時に、自分にカツを入れてくれるようなヤツです。

人が成長するために必要な、努力や我慢ができるようになるのは父性愛のおかげなんです。

 

・2つのバランスが大切

 

よく言う「健全な家族」だと、この2つの愛がバランス良くあって、失敗したり傷ついた時にはお母さんが「大丈夫よ」って安心感をくれて、怠けそうになったら「しっかりやれ」ってお父さんがグダグダになるのを防いでくれます。

 

優しさも厳しさもどちらも子どもへの愛です。

 

 

最近はお母さんがやたら厳しくて、お父さんが何でも許してくれる存在って家も多いから、そのうち定義が逆転する日がくるかもしれないですね…笑

 

どっちかに偏ってもうまく機能しない

 

アダルトチルドレンはこのどっちかに偏っちゃうからなかなかうまくいかないんです。

物事を「ちょうどいい」感じにとらえられない「白黒思考」はアダルトチルドレンの代表的な特徴でしたね。

 

・母性愛ばっかりだと…

 

「できてもできなくてのOK!それが私だと認めよう」って間違ってはいないんだけどね。

 

かつて、スピリチュアルにハマってた頃、私は「できない自分も尊重しないと。決して自分を責めずにありのままの自分として肯定するんだ!」というふうに自分の都合いいように解釈しては、とにかく色んなことをサボってしまいました…

 

「やりたくないこと」から逃げまくってた私は、ちょっとイヤなことがあったらすぐ仕事もやめちゃうし、友達とも絶縁しちゃう、イタイ人間になっちゃったわけです…

意志は弱いし、我慢はできない、だらしない人間に成り果てて、ただ「自分の考えは正しい」と必死に自分に言い続けてね。

 

 

母性愛は確かに素晴らしいもので、自己肯定感も育ててくれる元にもなってます。

 

だけど人間が生きていくためには、我慢しなきゃならないことだらけ。

仕事だってやりたくなくてもやらなきゃならないし、人間関係だって思いのままにはならないことばっかりで、何より、逃げてばかりだと成長できませんからね。母性愛だけじゃ足りないんです。

 

・父性愛だけだと…

 

評価とか達成にこだわりが強い、アダルトチルドレンのヒーロータイプが典型です。

 

自分に厳しくしてるから、色んなことに頑張れるんだけど、なかなか自分にOKを出せなくて苦しくなる。

「失敗してはいけない、失敗は許されない」っていう考えに支配されていて、何かちょっとした失敗でも必要以上に自分を責めちゃうんですね。

 

母性愛と父性愛のバランス

 

 

この図ように、底辺の基礎に母性愛、その上にあるのが父性愛です。

 

まず母性愛で自分を認めるのを優先します。

 

失敗してしまった時は「失敗しちゃったね、でも大丈夫だよ」と大きな愛で自分を受け入れます。

 

しっかりその愛を受け止めて、心に安心感を溜めたら、次に父性愛の出番。

 

「次は頑張って乗り越えるんだぞ!」と励まして背中を押してくれる愛情です。

 

母性愛が基礎にしっかりないと、いくら父性愛があっても怖くて前に進めないしくみになってるんですね。

 

まとめ

 

ウチには小さい頃から父がいなかったせいか、母はとても厳しく私に接しました。

 

そんな母に育てられた私は、自分に厳しくすることこそが成長につながると信じていました。

 

そしてことあるごとに「自分には気合いが足りないんだ」と、自分を責める苦しさから逃げるように「ありのままの自分を大切に」という方に方向転換して、何となく心が救われた感じにはなったんですが…

 

「どっちも行動できてないじゃん…」

 

と思った人は大正解。\(^o^)/

 

そもそも自己肯定感が低い私が「やらない自分」を受け入れるなんてできるわけないでしょ?笑

 

私がこじれちゃった原因は、考え方が極端だったせいもあるけど、知識がなかったことも大きいと思ってます。

 

母性愛と父性愛。

 

両方の愛情で自分をいっぱい愛してあげながら心を育てて行きましょう。

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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