ジャニーズ問題について思ったこと ~アダルトチルドレンのために

 

こんにちは、菊乃です。

 

今日は世間で大騒ぎしてるジャニーズ問題について、私が感じたことをただひたすら書いていこうと思います。

ただひたすら、と言っても、アダルトチルドレンが考えたほうがいいことがいっぱい出てきたので、書くことにしたってわけです。

 

ぜひ読んでみてくださいねー。

 

目次

ニュースは見ないほうがいい

 

私はあまり時事問題をこの場では取り上げないようにしています。

 

なぜかというと、全然知らなかったことをここで私が取り上げることで、その事件を知って、それに興味を持ってのめり込んでしまうアダルトチルドレンが一定数いるだろうと思っているからです。

 

特に凶悪犯罪を犯してしまった人は、どこをどう考えてもアダルトチルドレンな場合がほとんどで、その事件の背景や犯人の生い立ちを調べて「共感できる」なんて思ってしまったり、「自分だって我慢してきたんだからどこかで爆発したって仕方ない」みたいな考えを持ってしまったら、犯罪を後押しするようなことにもなりかねません。

 

何度も言いますが、同じ「アダルトチルドレン」と言ってもタイプやレベルがそれぞれ違います。でも重くなればなるほど心の筋肉が少ないので、自分の力での問題解決はできないんです。

ちょっと小耳にはさんだ情報に踊らされたり、一度思い込んだことからのがれられなかったりして、余計自分を苦しめる状態になっちゃうんです。

 

ニュースは大切なこともあるかもしれないけど、知らなければ心を傷ませることも少ないことが多く、アダルトチルドレンの改善に取り組んでいる人には、なるべく見ないように言っています。

 

私の場合は、テレビのニュースをまず初めに断ちました。

それでもネットでニュースの見出しなどをチェックはしていて、今の自分に必要だと思う記事は読むようにしています。

文字で読むと淡々としているので、心が惑わされずに、フラットな視点で問題を探れたりするので自分の心の筋トレにも役立ってるととても感じます。

 

これをやり始めてからは、心がムダに落ち込んだり、ムカついたり、ざわついたりすることがなくなって、何をするにも落ち着いてロジカルに物事をとらえられるようになりました。

 

日々の感情のアップダウンが激しくて疲れてる人はぜひやってみるのをオススメします。

 

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たくさんの記事を読んで…

 

テレビは見ないものの、ジャニーズの問題は嫌でも目に入ってきます。先日の記者会見はすごい話題になってるのがネット記事だけでも伝わってきましたから。

 

今回はこの問題の根幹にはあえて触れません。私が一方的に持論を展開することが今日の目的じゃないので。

あくまでもアダルトチルドレンが報道などを見たり聞いたりした時に、注意したほうがいいことを伝えるほうに重点を置いてます。

 

余談ですけど…私は小学生の頃からジャニヲタでして、今でもジャニーズに推しがいます。なので何というか、他の芸能ニュースよりもやっぱり興味が強いのでネット記事もかなりの量を読んじゃいました。笑

 

だからその記事を読んだ時の心の動きとか、考えさせられたことがそりゃもうたくさんあって…

 

今まで腫れ物に触るような報道しかしてこなかった各テレビ局から、昔から一貫して忖度は一切しなかった報道機関まで、さまざまな方面からの意見を知ることができました。

 

テレビしか見ていなかった頃は、自分の基準はすべてテレビの報道で、その報道がどれだけ偏っていたものだったかにも気づいてなかったことを痛感しました。やっぱりメタ認知って大切!

 

認知バイアス

 

そして、今まではジャニーズアイドルを「好き」「ひいき」っていうベクトルが強くて、「アイドル本人たちが黙っているならそれでいい」「別に問題になんてしないで欲しい」って感覚を持っていた自分にも気づいて、一方に加担してしまう人間の心理を痛感して、とても反省しました…

 

私がニュース断ちを始めようとしてたころ、「今まで毎日見ていたものを急に全然見ないようにするのはちょっと苦しいだろうな」って思いから、自分の好きなアナウンサーをひとり選んで、その人の出てる番組だけ見ることにしました。

すると…今までは色んな番組を見て色んな意見も聞いていたのに、ひとりの意見を信じてしまう自分に気づいたんですよ。

 

選んだ基準が「好き」だったからですね。「信用できる」「公平」を基準にしていなかったせいで知らず知らずのうちにお気に入りのアナウンサーの言うことだけを信用するようになっちゃってたんです。

 

これは「確証バイアス」「感情バイアス」というもので、自分にとって都合のいい情報だけを取り上げて、反対意見を無視しがちになったり、好きな人の意見は無条件に受け入れようとする心の動きです。

 

テレビ見ててももちろん起こりうることなんですが、テレビはまだ色んなひとが登場して、ひとりでずっとしゃべってるようなケースはほとんどないのでまだ違う意見も聞けますが、You Tubeしか見ないとかSNSの特定のコミュニティの意見しか耳にしない人は自分と同じ「みんな私と同じ意見だ」と勘違いしてしまうんですね。

 

なので、自分が「ぜったい〇〇だ」と思った意見に反対する「いや、××だ」という人の言葉にも耳を傾けて「そういう意見もあるんだ」と理解してからフラットな視点で考えて、~~な理由があるので「やっぱり私は〇〇だと思う」とか「いや、私は△△だと思う」というふうに考えるクセをつけると変なバイアスに引っ張られるのを防げます。

 

感情に流されやすいアダルトチルドレンが気をつけなきゃならないのは、しっかりとロジカルに考えること。見た目が好きだとか、肩書がちゃんとしてるとかには惑わされず、色んな視点から見て、自分の頭でしっかり考えて答えを出すようにしましょう。

 

これって急にはできないけど、いつも意識して練習するつもりでやっていけば必ず身につくスキルなので、めんどくさいからと言って諦めないでトライしつづけてくださいね。

 

怒るファン心理

 

先日、ジャニーズの関係者が初めて人前で会見を開きましたね。

それで、事務所側の主張は確かに反省した態度も感じられたし、これからの改革への本気度も伝わってきました。

 

イノッチとかヒガシ、というジャニーズファンでなくても誰もが知っている顔なじみの人が、今まで見たことがないような真剣な顔で、言葉で訴えてくる。見ず知らずのスタッフが話すよりもずっと私たちの心に刺さります。

 

さっき話した、「感情バイアス」の効果ですよね。改革チームは私たちの心理が良くわかっているなぁと感心しました。

 

一方で、被害者を非難するファンもとても多いです。

「もうこんな問題があった事務所のタレントなんて応援したくない」という気持ちならなんとなく理解はできるけど、被害者を非難どころがSNSで攻撃する人も実際にたくさんいます。

 

これって、もうバイアスとかそういう問題ではなくて、もう「依存症」の域に入ってしまってることが想像されます。

 

例えばギャンブル依存症の人はギャンブルしている時に脳のドーパミンという物質がたくさん出ることがわかっています。ドーパミンは幸福感、ワクワク感を高めてくれる役割がある反面、過剰に分泌されるとその快感にのめり込んで依存症になってしまうこともあるものです。

ギャンブル依存症の人は、ギャンブルしている時のワクワク感をずっと維持していたいので、ギャンブルをやめさせようとする人に対して攻撃的になってしまうことがわかっています。

 

「依存症」と決めつけることはできませんが、被害者を攻撃するファンの心理も似ていると考えられるんですよね。

キラキラ、ワクワクを与えてくれる推しの存在を失うかもしれない、という危機感から、告発した被害者に腹を立ててちゃっているんじゃないでしょうか。

推し活に熱中するあまりドーパミンがいっぱい出て、その幸せな気分がなくなるのを恐れて誰かを攻撃しちゃうなんて…しかも一番守られなければならない被害者を…

 

人間の脳のしくみとはいえ、じっくり冷静にロジカルに考えれば、攻撃することが今自分がやるべきことじゃないことくらいわかるはずなんだけど、SNSの匿名性もあるし、「他にも攻撃している人もいる」とか「自分の推しは私が守る」って気持ちも後押ししちゃってるかもしれませんね。

まとめ

 

人間はとても未熟で、弱いものです。

ちょっとしたことがきっかけで、思いがけない方向に流されりゃったりする生き物なんです。

 

心の筋肉が少ないアダルトチルドレンならなおさらです。

 

自分で色んなことをじっくり考えることを意識して過ごしていくだけでも、流される危険はだいぶ減ります。

あ、でもイヤなことばっかり思い出してじっくり考えるのは避けてくださいね。

 

今回のような芸能界の話題って、毎日のように私たちの耳に入ってきます。そういう情報に対して直感的にどう思ったか、じっくり考えてみたらどうだったか、などを比べてみると、自分の考え方のクセがわかるので面白いですよ。

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この記事を書いた人

菊乃です♪
苦しみから逃げまくってた過去を乗り越えた経験を生かし、みんなを笑顔にします!!

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