こんにちは、菊乃です。
アダルトチルドレンって、なかなか本音を言いません。
言わない、っていうより、言えない。
いやいや、言えないっていうより、本音なんて自分でもわかってないから、口から出てくる言葉って、本音じゃないんです。
だからダメって話じゃなくてね。
わかってないんだから仕方ないんです。
頭で考えて「きっとこうだ」って思ったことが本音だと思って話しちゃうだけ。
本人にしてみれば、間違いなく『本音』です。
それでも、カウンセリングを重ねていくと、少しずーつ「もしかしたら…かもしれない」ってことがポツリポツリと出てくるんです。
普段は潜在意識の奥に隠れちゃってるとこなんだけど、自分の心に本気で向き合ってくと、だんだん出てくるもの。
ただ、それでもやっぱりアダルトチルドレンの心って不安でいっぱいだから、そう簡単にはいかないケースも多いんです。
だからカウンセリングの時間には、あえて雑談をするようにしてます。
ホントにどうでもいい話をね。
雑談してる時に出てきたちょっとした言葉の中に、意外な真実があったり、自分でも気づいてない強い思い込みが隠れてたり。
雑談って、じっくり考えながら答えるものじゃないから、素の自分が出てくるものなんです。
泣きながら辛い経験を話しているときよりも、ケラケラ笑いながら話してるときのほうが、心の鎧を脱いでしまうのかもしれませんね。
潜在意識の奥までかっぽじってみると、今まで直視するのがイヤだった自分の意識に出会っちゃうかもしれません。
でも、そこから逃げてたらいつまでもアダルトチルドレンのまんまでいるしかありません。
さて、自分の心の奥にある本音に、向き合う準備はできてますか?
ちょっと怖いけど大丈夫。
何が出てきたって、私も一緒に受け止めますから。